【非認知能力】ボクシングの格言『心は熱く!頭は冷静に!』とは?

こんにちは、けいたコーチです。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます!


今回は『非認知能力シリーズ第6弾』『メタ認知ストラテジー』についてボクシングの視点で深掘りしていきたいと思います。

ボクシングでは、冷静に状況分析できる力はとても重要です。今回もめちゃくちゃ重要な話になると思います!

スクール生保護者の方ボクシングに興味がある方教育意識の高い方なんかには絶対に読んでいただきたい内容です!

それではいってみましょう!

認知能力と非認知能力。

今や世界中で注目され、子どもを育てる上で避けては通れないこの概念。


まず非認知能力について理解するために、
「認知能力」と「非認知能力」の定義と違いから見ていきましょう。

認知能力とは

IQ(知能指数)に代表されるテストで測ったり数値化したりできる知的な能力(学力)

非認知能力とは

IQや学力テスト、偏差値などのように点数や指標などで明確に認知できるものではない、子どもの将来や人生を豊かにする一連の能力のこと。

要は、
認知能力は学校や受験などで身につける学力で、非認知能力は学力では測れない、人間の生きる力みたいなもんですね!

具体的な非認知能力。

そこからさらに具体的に深掘りすると、

非認知能力の名前具体的な非認知能力
自己認識力やり抜く力・自己肯定感
動機付け・意欲学習志向・やる気がある・集中力
持続力・忍耐力諦めない・粘りが強い
自制心自分のルールを守れる・自制心がある・勤勉
メタ認識ストラテジー目標を決め計画を立て、問題を把握・解決しながら前に進められる。客観性。
社会的能力リーダーシップ。他の人との対話、協調生。
回復力・対応力楽観的。失敗しても悩まない。失敗から学べる。
クリエイティビティー創造力・直感力がある。工夫できる。
非認知能力とは

はい、

これ全部ボクサーにとってめっちゃ大事なやつです!

『メタ認知ストラテジー』とは?

さてそれでは、

今回は『メタ認知ストラテジー』について考えます。

ちょっと難しい名前の『メタ認知ストラテジー』

まずはその定義づけから。

メタ認知ストラテジー

自分のスキルや置かれた状況を冷静に客観的に把握することができる。


これはなかなか新人ボクサーには難しいのですが、トップ選手たちは必ず持っている能力です。

これがあるとないとでは、もちろん試合でのパフォーマンスもですが、練習効率も上げていくことができません。

心は熱く!頭は冷静に!

これはボクシングでの有名な格言なのですが、

『心は熱く!頭は冷静に!』

もう、この言葉がボクシングにおいての『メタ認知ストラテジー』の重要性を全てを物語っていますね。

私の経験からも、これは本当に重要なことだと思います。

ボクサーで多いのは、

ハートが熱くてガッツがあるのですが、頭の中まで熱くなり、リング内で賢い選択を取れない選手がたくさんいます…。

ボクシングのような、闘争心が重要になってくる競技においては、とてもこのバランスが難しいんです…。

私自身も、本当にこのバランス感に苦しみました。
(もちろん今でも修行中です。)

バランスが本当に難しい。

これは私の経験談になりますが、

闘争心を持って戦えているときは、どうしても熱くなりすぎカッとなってしまうことも少なくなく、逆に冷静になれているときは、冷静になりすぎてしまい、様子を見てしまい勝機を逃してしまうことがよくありました。

特に、若い頃は熱くなりすぎており、逆にキャリアが進むと淡白になりすぎてしまっていた傾向があったと思っています。

熱さと冷静さは真逆のものですが、これを同時に持ちながら使いこなせないといけないのがボクシングです。
(ボクシングは奥が深いんですよ。)

自分の力を受け入れるのも強さ。

私自身、10代の頃からボクシングで身を立てたいと考えていたので、逆に未熟な自分を受け入れられずに苦しんだ経験があります。

成長には段階があって、しっかり自分の課題をこなしていけば着実に力がついていきます。

しかし血気盛んな若者であった私にはその概念がなく、とにかくできないことへの不甲斐なさを受け入れることができませんでした。

なので、チャンピオンクラスの先輩と自分を比べて、勝手に自分を追い込んでいました。
(未熟もここまでいけば才能?)

本当はもっと冷静に自分の力を受け入れ、今自分がやることに集中することができればよかったのですが、そうはできませんでしたね。
(人生は勉強の連続です。)

ボクシングで勝ちたければ人間力を磨け!

私は日本ランカーとして日本のトップ10に名を連ねていました。
日本のバンタム級は、世界のスーパースターである井上尚弥選手を筆頭に、国内でも一番層が厚い階級です。

私がバンタム級のランカーだった時代も、日本ランキングトップ10のうち7名が世界ランキングを持っている大激戦時代でした。

そういう厳しい階級だったこともあり、私もなかなかランキング入りすることができず苦しんでいました。

そこで行き着いたのが、この『メタ認知ストラテジー』でした。
(もちろんこの言葉は知りませんよ。)

要は、客観的に状況を見極め、目の前で起こった問題に冷静に対処するということです。

私はこれが身についてから、一気にトップ10まで食い込んでいくことができました。

このレベルまでくるとボクシングのスキル云々ではないんです。

ボクシングの世界で、ある程度まで上に行くと、そこから勝負を分けるの、その個人が持つ人間力なんです。

スポーツの現場で人間教育がよく謳われるのは、そうしないとスポーツの世界では生き残っていけないという、とても現実的な理由なんです。

どうすれば冷静に状況判断できるのか?

ボクシングのリングは、
相手が殴りかかってくるという常に非常事態です。

そこでいかに冷静になれるようにするのか?

これは普段の生活での積み重ねだと思っています。

日常ではいろんなトラブルが起こります。

もしトラブルが起こったら、

まず深呼吸をして気持ちを落ち着かせ、今はっきりわかっている状況を整理する。

そして、自分の力でできることを明確にし、あとはそれを愚直にやり抜く。


結果は、天のみぞ知るです。

これを、普段から取り組んでいれば自然と身についていくのではないかなと思います。

私は、ボクシングでこれを意識し続けることで、なんとなくではありますができるようになってきました。

もちろんいきなりできるようにはなりません。少しづつです。

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